『ゲンロンy 創刊号』投稿論文──総評・投稿作品一覧

2026年3月13日刊行『ゲンロンy』
総評
創刊にあたって『ゲンロンy』誌では、ひろく読者より投稿論文を募集した。掲げた条件は「自由な関心や着眼点、問題意識をもって、わたしたちが生きる時代や社会を考えようとする、意欲的な論考」であること。テーマやジャンル、文章のスタイルは問わない。
まだ姿かたちもない雑誌にだれが投稿してくれるのだろう。選考委員のそのような不安と緊張を裏切って、最終的に、投稿論文には63篇の応募作が集まった。すべての論考に編集委員が目を通したうえで、最終候補作として15篇に絞り込み、さらに討議を重ねて、4篇の掲載作を選出した。およそ5時間に及んだ選考委員の討議から、要点を紹介したい。



植田将暉
1999年、香川県生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程。専門は憲法学。おもな著作に、「21世紀の「自然の権利」と大地の人類学」(『文化人類学研究』25巻)。ゲンロンでは編集と企画、ウォッチなどを担当。メディア研究者の山内萌とYouTube番組「今週の人文ウォッチ」を好評配信中!

五月女颯
1991年生まれ。博士(文学)東京大学。専門:ジョージア近代文学、批評理論(特にエコクリティシズム)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在、東京大学大学院 人文社会系研究科 現代文芸論講座 助教。著書に『ジョージア近代文学のポストコロニアル・環境批評』(成文社、2023年)。

森脇透青
95年生。批評家。京都大学文学研究科研究員。専門はジャック・デリダを中心とした哲学および美学。批評のための運動体「近代体操」主宰。共著に『ジャック・デリダ「差延」を読む』(読書人)、『25年後の東浩紀』(読書人)、『批評の歩き方』(人文書院)。

栁田詩織
93年生。哲学・倫理学者。東京大学人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。著作に「カント倫理学に対する形式主義批判の再考」(『倫理学年報』第71集、日本倫理学会注目作)など。
『ゲンロンy 創刊号』
- ついに発売!『ゲンロンy 創刊号』はウェブでも読める
- 【全文無料】『ゲンロンy 創刊号』編集後記|植田将暉+五月女颯+森脇透青+栁田詩織
- ヒューモアとしての菜食主義|河村賢
- 簒奪される空間体験|四宮駿介
- 口腔表現のルネサンス──なぜ若者は口で音楽を奏でるのか?|杉村一馬
- 共病のすすめ──フリーダ・カーロと病いを生きること|のしりこ
- 『ゲンロンy 創刊号』投稿論文──総評・投稿作品一覧
- 瀬戸内海に権利はあるか──つくられた海と「自然の権利2.0」|植田将暉
- 無垢なる自然よ現われよ──パソナの地域開発と淡路島|林凌
- 四国には日本のすべてがある|三宅香帆+谷頭和希+植田将暉
- 政治認識論の意義 惑星的なものにかんする覚書(6)|ユク・ホイ 訳=伊勢康平
- デジタル帝国と電車男──専制と民主主義のはざまで|李舜志
- はてなき天下の夢──現代中国の「新世界秩序」について|伊勢康平
- 陰謀論を育てる──ジョージアのディープな夢|五月女颯
- 新しい帝国とその時代|石橋直樹+伊勢康平+五月女颯+森脇透青+植田将暉
- 聖なるルーシと狂った夢──戦時下のロシアから|大崎果歩
- 天球から怪物へ──国学の図像的想像力|石橋直樹
- フィンガーメイド時代の芸術作品|布施琳太郎
- 陰謀の手応え──擬人の時代について|森脇透青
- 指先から考える──導入のための短い会話|森脇透青+布施琳太郎+石橋直樹+植田将暉
- タイのキャラクターとマイペンライにまつわる覚書、2025年版 タイ現代文学ノート #12|福冨渉
- 斉藤さんへ|伊藤亜和
- AIにメンケアされる私たち──感情労働はいかに代替可能か|佐々木チワワ
- The Streets Are Alright.──ストリートは反革命の場となるか|中村拓哉
- 令和カルチャーって、なに|森脇透青+山内萌+吉田とらじろう+植田将暉
- かわいいDIY|山内萌
- 【全文無料】創刊にあたって|『ゲンロンy』創刊号編集委員



